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中学生って一日にどのくらい勉強すればいいの?塾講師が徹底解説!

こんにちは。塾ISOROKU室長の石田です。

本日は中学生の勉強時間についてです。小学生から中学生へ進級した際に「中1の壁」という言葉があります。これは、中学1年生になった途端に勉強についていけなくなってしまうことを意味します。中学生になると、学習範囲が急激に増えるため、学校の授業ペースについていくだけで一苦労です。

その上、公立中学校では年間で5回程度、定期試験があり、ここで高得点を狙おうと思うと一層の努力が必要になってきます。授業をしっかり理解し、定期テストで高得点を狙うためには日々の学習時間の確保が必須となるのです。

本日は学年別に目指すべき勉強時間について解説していこうと思います。

なるべく毎日、机に向かう習慣を

まずは、あなたが小学生だった頃を思い浮かべてみてください。
あなたはどのくらい勉強をしていましたか?

おそらく、中学受験を見据えて毎日勉強をしている小学生以外は、毎日の宿題を行うこと以上に進んで問題集を解いたりすることは珍しいことだと思います。

それは、日々の計算ドリルや漢字練習で十分基礎的な計算ルールや暗記学習を学ぶことが可能であるからです。私も小6の秋くらいに英語の塾に通い出すまでは宿題しか行っていませんでした。

しかし、中学生では学習難易度が大きく異なります。
また、小学生の頃と違って、学校から日々の宿題が出されることもありません。そのため小学生の時の感覚が抜けないまま、言われた宿題だけを行う生徒はいわゆる「中1の壁」にぶち当たってしまうのです。

中学生になってからも、毎日机に向かう習慣を身につけましょう。

宿題がない!何を勉強すればいいの?

そうは言っても、実際に中学校では日々の宿題というのは基本的に出ません。あるのは定期テスト前になって大量の課題が出るだけです。では日々の学習は何を行うのが良いのでしょう?

それは、後々課題になるワークです!
定期テスト前に課題になるワークを先取りして日々の学習で進めていくのです。
これにはたくさんの利点があります。

テスト前って主に何を勉強していいのか分からなかったという経験はありませんか?
その際に指針となるのが課題のワークです。
ただ、課題のワークを一度行ってテストに望んでもなかな思うような点数は取れません。
それは学習に必要なのが反復練習だからです!
何度何度も同じ問題を解くことで、ようやくテストで使える知識になるのです。

では、もしテスト1週間前にすでに毎日進めていた課題のワークが終わっていたらどうでしょう?
残りの期間で、何度も反復して演習できますよね。
実はテスト期間は課題を行う期間ではなく、課題の範囲をしっかりテストで使える知識に変えていく期間なのです。

勉強時間について

一般的には、中学生の勉強の目安時間は「学年+1時間」と言われています。
中学1年生だったら2時間、2年生だったら3時間と言った具合です。

ただ正直、これまで学習の習慣がなかった生徒が、急に毎日2時間も3時間も勉強をするってなかなか難しいですよね。そんな時はまず、今日習った授業を思い返して、その教科のワークを開いてみましょう。
その日習った範囲なので、すらすら解くことが出来ると思います。30分から1時間程度。そうしてまずは勉強の習慣を身につけましょう。慣れてくると、その日習った全ての教科の復習をその日のうちにできるようになってきます。

くれぐれも定期テストまで勉強をしないという考えはやめましょうね。

日々の勉強に慣れてきた生徒へ

ここからは少し発展編です。上記の勉強がそつなくこなせてきた生徒は、さらに得点UPが見込める方法をお伝えします。それは、「予習」です!
予習、復習とはよく言いますが、大半の生徒が復習はテスト前に必ず行いますよね。ただ、予習を行っている生徒はあまりいないと思います。
「予習」の破壊力は絶大です。

ある生徒は小学生の頃から算数がとても苦手で苦労していましたが、小学校卒業の1ヶ月ほど前から中学1年生の数学の予習を開始しました。
すると、定期テストではいつも満点に近い高得点を叩き出せるほどにまで成長しました。

なぜ、「予習」はこれほどまでに絶大な効果があるのか。それは人が何かを苦手だと感じるメカニズムに由来しています。

人は分からないこと、初めて行うことに極度にストレスを抱えます。そのストレスは慣れてくると和らいできますが、継続的にストレスがかかり続けると、拒否反応を起こしてしまいます。勉強で言うところの苦手意識の正体です。苦手意識は学習のモチベーション低下にもつながります。

前述の生徒は中学生になる1ヶ月前からこのストレスと戦っていたわけです。どこで習おうと初めはやはりきついです。しかし、いざ学校で習う段階になると、多くの生徒が初めましての問題が、この生徒にとっては何度も見覚えのある問題だったのです。
この時、この生徒は周りを見渡して「私、意外といけるんじゃない?」と錯覚します。
錯覚は自信に変わり、自信はモチベーションUPに繋がり、モチベーションUPは更なる努力へと繋がります。

「予習」を行っている生徒とそうでない生徒とでは、その後の学習に大きな差があることを知っておきましょう!

最後に

塾ISOROKUは阪急水瀬駅から徒歩2分程度に位置する自習室完備の学習塾です。この塾では日々の学習計画を生徒一人一人に合わせて作成しています。予習、復習の計画だけでなく、テスト前の学習計画についてもサポートさせていただいております。保護者の方、生徒の皆さんに目に見えてご満足していただけるよう尽力致します。勉強に関して何かお困りの方は、ぜひ一度、体験授業へ足を運んでいただけると幸いです。