BLOG ブログ

勉強をする理由を考えよう

こんにちは。塾ISOROKU室長の石田です。

本日は「勉強をする理由」について考えていこうと思います。

誰もが一度は、「何で勉強をするんだろう?」と考えたことはありますよね。

将来、数学の知識や理科の知識なんて役に立たない!

英語を使った職業に就く予定はないから英語なんて無駄!

日本語が話せるのに、国語を習うのはなぜ?

など、生徒がこのような質問をしてきたときに、どのように答えてあげれば良いのか。

本日は勉強をする理由について一緒に考えていきましょう!

勉強をする理由に明確な答えはない

いきなり結論から申し上げると、勉強をする理由に明確な答えは存在しません。

まぁ当たり前と言えば、当たり前ですよね笑
勉強をする答えが明確に決まっていないからこそ、人は悩み考えるわけです。
人によっては偏差値の高い高校に進学するため、人によってはその科目自体に興味があるから、など答えは様々であると思います。

ただ、子供たちに「なぜ勉強をしなければならないのか」と問われた際に、子供たちが前向きに勉強に取り組んでくれるような、答えは欲しいですよね。

どうすれば子供たちの納得感が得られるのでしょう。

「将来のため」は、いまいちピンとこない

例えば、子供たちに「なぜ勉強をしなければならいのか」と問われた際に「将来のため」だと答える大人がいます。

これは真実だと思います。
日本は良くも悪くも、まだまだ学歴が物を言う社会です。
日本を牛耳る政治家や官僚は多くが有名大学を卒業していますし、企業の採用に関しても一定の学歴を持った人材を欲する傾向があります。
偏差値の高い高校、大学へと進学し高い学歴を身につけるためには、当然、与えられた勉強を頑張り、良い成績を収める必要があります。

また、勉強をしないと就くことの出来ない職業もたくさんあります。
医者や弁護士などは良い例ですね。

そういった意味で「将来のため」というのは決して間違っていません。

しかし、子供たちからすれば、10年後、20年後の将来のために、今勉強を頑張る必要があるというのはいまいちピンとこない場合が多いです。

視野を広げて、選択肢を増やす

私は、勉強をする理由は視野を広げることにあると思っています。

子供たちは日々、多くの新しいことを経験し様々なことに興味を抱いています。
好きなこと、嫌いなこと、将来の夢など日々変わっていく中で、いろいろな選択をしなければならないタイミングが必ず訪れます。

そんな時、その選択肢を増やしたり、後悔のない選択をしたりするために勉強が必要なのではないかと思っています。

どんな勉強がその人にとって、視野を広げる行為に繋がるのかは、やってみないと分かりません。
そのため色々な教科の勉強を行うのだと思います。

私の場合、学生の頃は数学が大好きだったため、今は塾の先生として数学を教えています。
何が将来につながるのか、全くわからない世の中だからこそ、生徒たちには多くの興味、関心を勉強から見出して欲しいと思っています。

ただ結局のところ、「将来のため」であることには変わらないので、これもまた、生徒には中々響きませんが・・・笑

大人になったからこそ分かること

なぜ勉強をするのか、なぜ勉強をしなければならないのか。
詰まるところ、その答えは大人になってから分かることが多いのです。

「あのときもう少し勉強をしていたら・・・」

「あのとき、理系を選択していたら・・・」

大人になったからこそ、必要な知識や能力が足りていないことを悟り、勉強の重要性を認識するようになるのです。

もちろん中には勉強なんて何の役にも立たないから一切する必要はなかったと思っている大人もいるかもしれません。
ただ、それすらも勉強をしたからこそ、分かることだったりします。

目標を持たせる、競わせる

大人たちが過去の失敗や後悔から一方的に子供たちに「勉強をしなさい!将来のためだから!」と言っても子供達にとってピンとこないのも納得ですね。

それゆえに、我々が意識すべきことは生徒がいかにモチベーションを持って勉強に向き合えるようになるのかを考えることだと思います。

私は生徒に、二つのことを意識して接しています。

まず一つ目は直近の目標を持たせるということです。

分数を理解する、テストで〜点取るなど、目標は何でも良いと思いますが、より具体的で1,2ヶ月以内に達成できる目標が良いと思います。
そして目標を達成した際には、ささやかなプレゼントをあげましょう(お菓子などは効果的です笑)。

二つ目は競わせるということです。

二つ目に関しては生徒の性格もあるので、一概には言えませんが、多くの子供たちは共通して負けず嫌いな側面を持っています。計算スピード対決、漢字テスト対決、英単語暗記対決など、競わせることでモチベーションUPにつながる例が多々あります。

以上の二つのことを意識することで、多くの子供たちが勉強に対して前向きに取り組んでおり着実に成績UPに繋がっています。

まとめ

勉強をする理由は人それぞれで、明確な答えはありません。

「その教科が好きだから知的好奇心を満たすため」

「将来、〜大学に入るため」

「視野を広げて、選択肢を増やすため」

など、人によって答えは変わってくると思います。

しかしそれは、様々な人生経験を積んだ大人だからこそ自分なりの答えを持っているのです。

子供達がそれを納得して勉強に取り組むというのはとても難しいでしょう。

大切なのは子供たちのモチベーションが上がるよう環境作りをしてあげることだと思います。競い合える仲間がいる塾に通わせたり、一緒に目標を立ててあげたりしてみましょう。

成長していくにつれて、勉強の大切さに気付いてくれると思います。

最後に

塾ISOROKUは阪急水無瀬駅から徒歩3分の場所にある、自習室完備型の学習塾です。
私たちは生徒一人一人に寄り添って、計画、行動をサポートしています。
勉強ってなんでするんだろう?
そんな疑問を抱えた生徒、なかなかモチベーションが上がらない生徒はぜひ一度、塾ISOROKUの体験に足を運んでみてください。
あなたにとって最も納得のいく答えを一緒に探していきましょう!^^