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授業紹介(Books)

こんにちは。塾ISOROKU室長の石田です。

前回「World」の紹介を行わせていただいたので、本日は塾ISOROKUオリジナル授業の二つ目である「Books」の授業紹介です!

どんな授業なの?

「Books」は文字通り、本の授業です。読書の授業といってもいいかもしれません。
昨今、子供たちの活字離れが深刻な問題となっています。
スマホの普及によって気軽にネットにアクセスできるようになったことから簡単に調べ物を行うことが可能になりました。
しかしそれと同時に、考える前に答えが手に入ってしまう時代になったように感じます。
たくさんの情報を浴びる現代の子供達にとって、自らの力で考え答えを導くという能力を養う機会が少なくなってきているのではないでしょうか。

塾ISOROKUでは、本を読み自らが何を感じ、またその感じたことを相手に分かりやすく伝える力を育成するため、この「Books」の授業を実施しようと考えました。

この授業では、読解力、発想力、思考力、コミュニケーション能力などを養うことを目的としています。

読書の時間を確保できていますか?

ここで唐突に、この記事を読んでくださる全ての保護者の皆様に質問です。
あなたのお子さんは一日に平均してどのくらいの時間を読書にあてていますか?
生徒のみなさんが直接この記事を読んでいる場合は自分で思い起こしてみてください。




いかがでしたか?
多くの方は平均すると15分未満ではないでしょうか?
中には全く活字を読む機会がないという方もいらっしゃると思います。

一般的に読書時間と勉強の成績は相関関係があると言われています。
もちろん、勉強をせず、寝る間を惜しんで本ばかり読むというような例外は除いて、読書をすることは勉強にも良いとされているのです。

「数学脳を鍛える」という記事でも書きましたが、単なる暗記だけでは、これから立ち向かう多くの入試問題が解けない仕様になっています。
それは、昨今の入試問題は生徒の思考力や読解力を問う問題が重要視されているためです。


読書をすることで、間違いなく、この読解力や思考力といった力が身に付くと思います。
まずは1日10分でも良いので、読書を行う習慣をつけてみてはいかがでしょうか。

これまでの授業

ここからはこれまでにどんな授業を行ったのかについてお伝えします。
「Books」の授業では課題図書を決めて、読み進めています。

8月の授業で4月から約4ヶ月間かけて読み進めていた「ラン」という小説を読み終えました。
この「ラン」という小説は森絵都さんという方が書いた小説で、死とは何か、幸福とは何か、といったテーマをファンタジー要素も含めながら描いている作品です。

少し難しい漢字や表現が使われている箇所もありますが、小学生でもその内容をしっかり理解できる作品となっています。

基本的に先生はストーリーの紹介を少し行い、あとは司会役に徹します。
生徒一人一人にどのような感想を持ったか、自分だったらどうするか、実体験でそういった感情になったことがあるかなどを発言してもらい、生徒同士で意見が食い違う部分や興味を持つテーマがあれば議論を深掘りします。

小説の内容とは関係がなくても様々なテーマを考える上で

「もし明日死ぬとしたら後悔していることはあるか」

「今自分が最も幸せだと感じる瞬間はどんな時か」

などの質問を投げかけることもあります。

このように生徒たちが楽しく発言をし、コミュニケーションを取れるように工夫をしています^^

ちなみに次回の授業から「星の王子さま」という名作を取り扱う予定です。

最後に

読解力や思考力といった能力は、何も入試などの試験突破だけを目的にしているわけではありません。
むしろ、こういった能力は実社会でこそとても大切な能力だと考えています。
面接などで自分の意見を述べたり、大人になる過程で多くの人とコミュニケーションを取ったりする際にきっと役に立つと思いますよ!^^

塾ISOROKUは阪急水無瀬駅から徒歩2分の場所にある、自習室完備型の学習塾です。
集団授業について興味のある方は、ぜひ一度体験へ足を運んでみてください!