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中学生必見!二学期の鍵は数学にあり!?

こんにちは。

塾ISOROKU室長の石田です。

二学期が始まり、1週間が経過しました。

そろそろ学校生活に感覚が戻ってきましたか?

本日は中学生に向けた数学についての記事となっております。

二学期になぜ数学を頑張る必要があるのか、どんな点を意識して学習すれば良いのか、について徹底解説します!

中学生の数学

私のこれまでの経験から、多くの中学生が数学に対して苦手意識を持ってしまうタイミングが、この二学期という時期にとても多いです。これは中学生の全学年において言えることです。

どの学年も1学期は計算のルールや仕組みを学ぶ単元が多く、徹底して計算練習を行うため、なんとなくの理解でも得点につながってしまうのがこの時期です。
しかし、2学期となると、1学期で培った計算ルールなどを駆使して、思考力を問うような問題に触れたり、数学の概念的な発想問題に触れ出すようになります。

数学用語でいうところの代数学から幾何学への移行と言えるかもしれません。

ただでさえ、この思考力や概念的な発想は理解することが困難ですし、さらに1学期で習う計算ルールが曖昧な理解で進んでしまっている生徒からすれば、余計に難易度が高く感じることでしょう。

こうした背景から、二学期から数学が一気に嫌いになってしまう生徒が増えてしまう傾向にあるのです。

ではどんなことを意識して学ぶのか、そのポイントを学年ごとに解説していきます!

中学1年生

中学1年生はまさに、今後の数学学習における基礎の基礎を学びます。1学期では主にマイナスの数を利用した四則演算や文字を使用した式の計算などを学びます。

このあたりは主に計算のルールですので、繰り返し計算トレーニングを積むことで確実に得点UPを狙える範囲です。

しかし、二学期からは方程式や、それを駆使した文章題、あるいは関数の基礎である比例や反比例といった思考力を問う分野を学習して行きます。


二学期の学習範囲で遅れをとらないために、まずはもう一度、一学期の計算ルールがしっかり理解できているか確認しましょう。

「理解はしているがミスが多い」
「理解はしているが時間がかかってしまう」

そんな生徒は非常に危険です。計算トレーニングを何度も繰り返し、スピーディかつ正確な計算力を身につけましょう。

二学期からのポイント

一学期の範囲をしっかり理解できている生徒に関しては二学期の重要範囲を伝えます。
それは、文章題の理解と関数の理解です。

入試において単純な計算問題の得点配分はせいぜい1割〜2割程度です。
入試において肝になるのは文章問題です。
二学期で習う方程式の文章問題は、入試で大切な文章題を理解するためのエッセンスが多分に含まれています。
この文章題で読解力や言い換え力を身につけることで、入試をとても有利に運べます。


また関数という概念についてもしっかり理解しましょう。
2年生では一次関数、3年生では二次関数を学びます。1年生で習う比例、反比例はまさにこの関数の入り口です。
ここで関数があまり理解できていないまま進んでしまうと、2、3年生で苦労します。
不安な生徒は予習して授業に臨むことをお勧めします。

中学2年生

中学2年生も一学期は計算ルールが主な学習事項です。1年生の時から発展し、文字が二つ以上混ざった式での演算や連立方程式の考え方を学びます。

1年生の時と同様、この範囲は繰り返し計算トレーニングを積むことで確実に得点UPが狙える範囲です。

しかし、やはり二学期からはそう簡単にはいきません。

入試の天敵である一次関数が二学期からは出てきます。おそらく2ヶ月程度かけてじっくりこの範囲を学ぶため、二学期で重要なのはこの一次関数の分野でしょう。
図形の合同証明は入試で必須の単元ですが、おそらく二学期の終わりから三学期にかけて学ぶ範囲なので、まずは一次関数に全力投球しましょう。


二学期の学習範囲で遅れをとらないために、1年生の頃と同様に、まずはもう一度、一学期の計算ルールがしっかり理解できているかの確認です。

計算トレーニングを何度も繰り返しましょう。
また、一次関数は1年生の範囲である比例の延長の考え方です。
比例がよく理解できていなかった生徒は一年生の範囲に戻って学習することも効果的です。

二学期からのポイント

一次関数の攻略はグラフにあります!

・一次関数の式を見てグラフを書けるようにする。
・グラフを見て一次関数の式に戻せるようにする。

この2点を徹底的に鍛えてください!
一次関数の式を見た際に、瞬時にグラフの概形がイメージできるようになるまで訓練しましょう。
どの数字がグラフのどの部分に影響しているのかを細かく理解できれば、怖いものはありません。
グラフと式を必ずセットで理解できるよう心がけましょう。

中学3年生

中学3年生も一学期は計算ルールが主な学習事項です。ただ2年生は1年生の応用的な側面が強いですが、3年生からは新しい考え方を学びます。

それが因数分解と平方根という考え方です。
なぜそれらを学ぶ必要があるのか。それは全て二学期で学ぶ二次方程式や二次関数のためと言っても過言ではありません。

まずは1年生、2年生の時と同様、繰り返し計算トレーニングを積みましょう。
現時点では、それがなぜ必要なのかまで理解できていなくても大丈夫です。

二学期の学習範囲で遅れをとらないために、確実に因数分解や平方根の計算が素早くできるようになるまで計算練習をしてください。

二学期からのポイント

二次方程式は因数分解さえできれば、苦労はありません。また解の公式という奥の手もあるので、公式を覚えればなんなく解けるようになると思います。繰り返しますが、因数分解は確実にできるようになっておきましょうね。

二次関数については、やはり攻略の鍵はグラフです。

・二次関数の式を見てグラフを書けるようにする。
・グラフを見て二次関数の式に戻せるようにする。

一次関数の時と同様、この2点を徹底的に鍛えてください!
これは高校生でも大切になる考え方です。
一次関数、二次関数は入試では必ずといっていいほど頻出範囲です。
一次関数が不安な生徒は、2年生の範囲に戻ってもう一度学習しましょう!
みなさん、二学期で二次関数をマスターするための心構えはできましたか?^^

最後に

塾ISOROKUは阪急水無瀬駅から徒歩3分に位置する学習塾です。
今回は数学がテーマでしたが、当然、英理社国も大切な教科です。
塾ISOROKUでは生徒一人一人に合わせた学習プランを選択できます。
苦手な科目、伸ばしたい科目など勉強に関するお悩みは何でも相談してください。
あなたにあった、学習計画を一緒に考えていきましょう!