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読解力を伸ばすには

こんにちは。塾ISOROKU室長の石田です。

本日は、読解力向上の秘訣についてお話しします!

読解力とは

「うちの子は読解力がない」

「読解力を身につければ、勉強ができるようになる!」


など、最近、「読解力」という言葉をたびたび目にします。
しかし、「読解力」といわれても、どんな能力なのかあまりピンときませんよね。
読解力と一言で言っても、その能力は多岐に渡ります。

私が思う読解能力は以下の通りです。

・相手が何を問うているのかを理解できる能力

・相手の言いたいことを要約できる能力

・相手の言いたいことを自分の言葉で表現できる能力


これらをまとめると、「理解する→簡潔にまとめる→自分の言葉で発信できる」能力が読解力だと考えています。

たくさんの語彙力を身につけて、相手の言いたいことを理解できていないと自分の言葉では発信できないため、私は発信するというアウトプット作業までを読解能力だと捉えています。

読解力が必要な場面

これほどまでに「読解力」が必要であると叫ばれる理由は、昨今の入試状況に由来します。

日本の教育現場は元来、詰め込み型の暗記教育が主流でした。

しかしながら、幾度かの教育改革をへて現在は、より思考力が問われる問題が出題される傾向となっております。

例えば、算数では複雑な文章問題が増えています。この文章題では、重要部分を的確に図や絵にまとめて式に直せるかどうかが問われています。

社会では、単なる出来事や人物の暗記ではなく、なぜそんな出来事が起きたのかなど、そこに至る背景を問われる問題が増えています。

文章を読み解く能力は全ての教科で大切になってくる能力なのです。

読解力を伸ばすために

さて、では読解力を伸ばすためにはどうすれば良いのでしょうか。

先ほど、暗記から思考力へと時代が変わってきていると話しました。

しかし矛盾するようですが、読解力を鍛えるためには、やはり暗記はとても大切です。

というより、読解力や思考力を養うための土俵として、暗記が必要であると行った方が正しいかもしれません。

熟語や慣用句を覚える、計算ルールを覚える、英単語を覚える、法則を覚えるなど、全ての学習はやはり暗記からスタートします。

そして、暗記をする上で「なぜそうなるのか」と考えることもセットで行いましょう。

一度暗記した後、もう一度振り返って、

「あのとき習ったあれって、こういう意味だったんだ!」

と、後になって理解が深まることもたくさんありますが、習ったその時に、そこまで意識しながら暗記を行うとより効率が上がります。

さらに大切なのは、それをアウトプットするということです。

相手に自分の考えや理解したことを伝えるまでが読解力だと話しました。
まさにこの「相手に伝える」というのが最も重要です。

全ての教科において、なぜそうなるのか、なぜ自分はそう思うのかを的確に相手に伝えることができれば、脳内が整理され、より記憶に定着しやすく、応用力も養うことが出来ます。

「Books」の授業紹介

以前の記事で塾ISOROKUの集団授業「Books」についての紹介を行いました。

詳細は過去の記事を参照ください。

塾ISOROKUでは「Books」という小学生を対象とした授業で、読解力を養っています。

この授業で最も大切にしているのは、文章を読んで自分がどのように感じたのか、またそう感じたのはなぜなのか、についてを生徒一人一人に発表してもらうということです。

感想を発表する際には必ずなぜそう思うのか、そう思う根拠はどの文章に書かれているのか、などを生徒に質問しています。

ただ文章を読むだけではなく、自分の言葉でまとめて発表するところまでを授業で行うことで、普段の勉強でも、「なぜ」を意識して勉強に取り組むことができるようになります。

最後に

塾ISOROKUは阪急水無瀬駅から徒歩3分に位置する学習塾です。
小学生を対象とした、読書の授業「Books」を毎週金曜に絶賛開講中です!
この授業の詳しいで説明は過去の記事「Books紹介」を参照ください!
体験授業、学習相談、いつでもお待ちしております!