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冬期講習終了!「演習型授業とコーチング」展望

こんにちは!

塾ISOROKU室長の石田です。

あけましておめでとうございます!

今年も塾ISOROKUの冬期講習が終了しました。

冬休みという短い期間でしたが、学習意欲をもって来塾してくれた生徒がたくさんいてくれて、とても嬉しい気持ちです。

塾ISOROKUでは2022年から新たな学習、授業スタイルへ変更となりました。

すでに、ご説明させていただいている方もいらっしゃいますが、改めて、塾ISOROKUがどのように変わっていくのか、今後どのような生徒の育成を目指していきたいかをお伝えしようと思います。

自分で勉強をする

そもそもきっかけは、個別指導での生徒の勉強への向き合い方でした。
これまで行っていた個別指導は大きく分けて2つのメリットがあります。

①自分のペースで勉強できる
②分からないことはマンツーマンで教えてもらえる

数学や英語など段階が必要な教科が苦手な生徒の場合、これはとても良いメリットと言えます。
数学や英語が苦手な生徒の場合、今習っている範囲よりも前の範囲が理解できていない場合が圧倒的に多いためです。

授業を行っていて思うのは、皆一様に一定の理解力は備わっており、授業内で例題→類題→基本問題と順番にこなしていけば、その時間内ではある程度できる生徒がほとんどでした。

正直、授業が終わるたびに私自身が、「また一つ、この生徒の数学の力が身についた」と満足感を得られるくらい出来るようになっていたと思います。

しかしながら、1ヶ月後の定期試験では、多くの生徒が授業中では出来ていた問題が出来なくなっているというのが現状でした。

初めのうちは、人間は忘れる生き物だから仕方ないと思っていましたが、その頻度があまりに多いことから、そもそも身に付いていないのではと危機感を抱くようになりました。

そこからは、一度出来ていても、日が経ってから再度テストをしたり、何度も繰り返し問題を解かせたり、試行錯誤を繰り返しました。

それで、まぁなんとか形になっていく生徒もいましたが、やはりそれでも定期テストが終わってしばらく経ってから改めて解いてみると出来なくなっている生徒が多いのです。

初めから苦戦していた問題ならともかく、定期テストで得点が取れていた問題でも、日が経つと出来なくなっている、これはもしかすると、この個別授業というシステムが悪いのかもしれない。そのように考えるようになりました。

個別授業の特性上、良くも悪くも教えすぎてしまっているように感じました。
手取り足取り、こちらが動かしてあげているイメージです。

当然、そんな状態だと

「自分の苦手なところは先生が分かってくれている」

「苦手な部分のプリントをすでに準備してくれている」

「分からない問題は調べたり、解説を読む前に先生に聞けば教えてくれる」

と、なんでもかんでも先生に頼りきりで、気付かないうちに「自分で勉強をする」ということが出来なくなってしまっていたのです。

このように勉強に対して受け身の姿勢では、成績はなかなか伸びていきません。

大切なのは、自分の弱点を自らが把握し、克服するための勉強手法を自分で考案していく主体性のある姿勢だと考えています。

「わかる」から「できる」へのステップ

以前の記事でも書きましたが、「わかる」から「できる」へのステップは勉強においてとても大切です。

テストは一人きりで、周りにヒントを出してくれる先生はいません。

テストでいかに結果を出せるかどうかは、普段から「わかる」から「できる」へのステップを欠かさずに行っているかどうかが大切です。

学校の授業や塾の先生から習ったタイミングで問題が解けるというのは、まだ「わかる」という状態です。

多くの生徒がここで勉強をやめてしまいます。

しかし、ここからもう一段階上がるためには「できる」という状態になるまで自力で反復練習を行うという作業が必要です。

この作業を行っていれば多少時間が経っても、考え方を忘れてしまうということはありません。

「できる」まで徹底的に反復する、これが真の勉強なのではないでしょうか。

「演習型授業」と「コーチング」について

ここまで、色々と経緯を書き連ねてきましたが、結局塾ISOROKUは何を目指しているの?というところを今からお伝えします。


私たちは今後「演習型授業」の展開と「コーチング」を基本戦略として塾を運営していきたいと考えています。

演習型授業とは

演習型授業とは、文字通り生徒が演習するための授業です。授業と銘打っていますが、先生が全体に向けて教えるということはほとんどありません。90分の授業のうち長くても15分程度でしょうか。

具体的には、生徒には事前に授業で行うテキスト範囲を知らせています。生徒はそれを毎回、確認し予習を行います。もし分からない部分があれば、自習中に先生に質問をします。授業内でも最低30分の学習時間を設けます。

前回の復習テスト→今回の範囲の学習→小テスト→ワンポイント解説という流れで授業は進みます。

生徒には毎回の小テストと復習テストで確実に得点を取れるよう、主体性を持って勉強に取り組んでもらいます。

コーチングとは

演習型授業を行う上で、多くの生徒が初めは主体的に勉強をするというのが困難だと思います。
そこで「コーチング」の登場です。
コーチングでは、各生徒ごとに毎週数分程度の個別面談を行います。その週の小テスト、復習テストの結果をフィードバックし、どのような部分でつまづいているのかを洗い出します。また勉強習慣に関しても、一緒に計画を立てます。どのくらいの頻度で来塾し、どのような内容の勉強を行うのかについて毎週打ち合わせを行います。

このように対応することで、個別授業のメリットでもあった、自分の勉強ペースを確立し、レベルにあった演習を行うことが可能となります。

最後に

塾ISOROKUは阪急水無瀬駅から徒歩3分に位置する自習室完備型の塾です。
今年は大きな変革の年です。
塾ISOROKUは「自ら学ぶ生徒の育成」というモットーを掲げ、生徒一人一人が目的意識を持って勉強に取り組んでくれるよう、精一杯のサポートを行っていきます。
今年も塾ISOROKUをよろしくお願いいたします。