共テから学ぶ、思考力の鍛え方
こんにちは!
塾ISOROKU室長の石田です。
先週の土日に2022年共通テストが実施されました。
ネットでは、数学の難易度が爆上がりして、平均点が大幅に下がったと話題となっています。
実際に問題を確認してみて思ったのは、私が受験していた10数年前より、明らかに思考力や発想力を問う問題が増えている印象でした。
塾ISOROKUでは生徒のほとんどが中学生ですので、共通テストと聞いても、あまり実感が湧かないかもしれませんが、日本の教育の目指す形として、この思考力や発想力を伸ばしていこうとする方針は今後も加速すると思われます。
本日は、思考力、発想力はいかにして鍛えられるのかについて考察していきたいと思います。
「A=B、B=CならばA=Cである」
まず、初めに思考力を問う問題とはどのようなものでしょうか?
例えば、中学2年生で学ぶ一次関数の式を求める問題を考えてみましょう。
①「変化の割合が3で切片が5の一次関数の式を求めなさい。」
②「xの増加量が2でyの増加量が6の直線で、( 1 , 8 )を通る一次関数の式を求めなさい」
この二つ、実は答えは両方「y=3x+5」となります。しかし、明らかに問われ方が②の方が複雑です。
実際に①を解ける生徒は多いですが、②だと手が止まってしまう生徒が多い印象です。
ひと昔前であれば①のような直接的な問いが多かったのが、近年では②のように少し考えさせる問題が増えています。
②をすらすらと解けるようになるためには、「A=B、B=Cならば、A=Cである」という発想が不可欠です。
具体的に考えていきましょう。
まず、②のxの増加量とyの増加量の部分ですが、ある関数においてxの増加量に対するyの増加量を変化の割合と呼びます。一次関数の場合、変化の割合は傾きと同じ値でxの係数部分に相当するため、yの増加量/xの増加量=変化の割合=3となります。
また「関数がある座標の点を通る」=「その関数のxとyにそれぞれの値を代入すると成り立つ」ことを意味します。
よって変化の割合が分かっている一次関数の式に( 1 , 8 )を代入すると、切片の部分が5となります。
一つ一つの定義をしっかり理解し、覚えた事柄を繋げていくことで、思考力が養われていきます。
また、ただ問題を解くだけでなく、なぜそうなるのかを意識することが大切です。
例えば、中学2年生で学ぶ一次関数の式を求める問題を考えてみましょう。
①「変化の割合が3で切片が5の一次関数の式を求めなさい。」
②「xの増加量が2でyの増加量が6の直線で、( 1 , 8 )を通る一次関数の式を求めなさい」
この二つ、実は答えは両方「y=3x+5」となります。しかし、明らかに問われ方が②の方が複雑です。
実際に①を解ける生徒は多いですが、②だと手が止まってしまう生徒が多い印象です。
ひと昔前であれば①のような直接的な問いが多かったのが、近年では②のように少し考えさせる問題が増えています。
②をすらすらと解けるようになるためには、「A=B、B=Cならば、A=Cである」という発想が不可欠です。
具体的に考えていきましょう。
まず、②のxの増加量とyの増加量の部分ですが、ある関数においてxの増加量に対するyの増加量を変化の割合と呼びます。一次関数の場合、変化の割合は傾きと同じ値でxの係数部分に相当するため、yの増加量/xの増加量=変化の割合=3となります。
また「関数がある座標の点を通る」=「その関数のxとyにそれぞれの値を代入すると成り立つ」ことを意味します。
よって変化の割合が分かっている一次関数の式に( 1 , 8 )を代入すると、切片の部分が5となります。
一つ一つの定義をしっかり理解し、覚えた事柄を繋げていくことで、思考力が養われていきます。
また、ただ問題を解くだけでなく、なぜそうなるのかを意識することが大切です。
逆の問われ方を想定しよう。
続いてはこのような問いを見てみましょう。
①「50L入る水そうに1分間で10Lの割合で水を入れていきます。何分でいっぱいになったでしょう?」
②「50L入る水そうに一定の割合で水を入れると、5分でいっぱいになりました。1分あたり何L入れたでしょう?」
この二つの問題は、問われ方が逆になっています。
テストでは、しばしば逆の手順を問われることがあります。
授業では、導入で発想を飛ばしやすい論理を説明し、応用でその逆の論理を紹介する流れが多いですが、応用になっているくらいなので、逆を問われる方が難しいわけです。
ある問いに対して、その逆を問われた場合に、しっかり理解できるようにするためには、日頃から逆を意識しながら問題に取り組むことが大切です。
例えば、理科の電池の単元では、オームの法則を用いて電流、電圧、抵抗を求める計算問題があります。
この時、V=IRという公式を覚えても全体の電圧を求めることくらいしか役に立ちません。大切なのは、電流、電圧、抵抗のどれを問われても対応できるようになること、そのために直列や並列での電流、電圧、抵抗の関係を意識することが大切になります。
他にも社会では「1603年に江戸幕府を開いたのは誰?」という問いで「徳川家康」と答えられるだけでなく、「徳川家康は何をした人?」という逆の問いを想定して、勉強する必要があるのです。
多くのテストが簡単な手順と、逆の手順を交互に繰り返し聞いているだけなので、初めから想定していれば対応しやすいですよね。
①「50L入る水そうに1分間で10Lの割合で水を入れていきます。何分でいっぱいになったでしょう?」
②「50L入る水そうに一定の割合で水を入れると、5分でいっぱいになりました。1分あたり何L入れたでしょう?」
この二つの問題は、問われ方が逆になっています。
テストでは、しばしば逆の手順を問われることがあります。
授業では、導入で発想を飛ばしやすい論理を説明し、応用でその逆の論理を紹介する流れが多いですが、応用になっているくらいなので、逆を問われる方が難しいわけです。
ある問いに対して、その逆を問われた場合に、しっかり理解できるようにするためには、日頃から逆を意識しながら問題に取り組むことが大切です。
例えば、理科の電池の単元では、オームの法則を用いて電流、電圧、抵抗を求める計算問題があります。
この時、V=IRという公式を覚えても全体の電圧を求めることくらいしか役に立ちません。大切なのは、電流、電圧、抵抗のどれを問われても対応できるようになること、そのために直列や並列での電流、電圧、抵抗の関係を意識することが大切になります。
他にも社会では「1603年に江戸幕府を開いたのは誰?」という問いで「徳川家康」と答えられるだけでなく、「徳川家康は何をした人?」という逆の問いを想定して、勉強する必要があるのです。
多くのテストが簡単な手順と、逆の手順を交互に繰り返し聞いているだけなので、初めから想定していれば対応しやすいですよね。
勉強時間を再確認しよう
さて、あなたは1日にどのくらい勉強をしますか?
実は思考力を養うための勉強法を実践する以前に、圧倒的に勉強時間が足りていない生徒が多いです。
というのも、思考力、発想力が問われる問題は、前提となる知識が必要不可欠なのです。
この前提知識を鍛えるためには、泥臭く勉強時間をかけて、暗記したり、演習問題を解いたりする他ありません。
いわゆる基礎を固めるというやつです。
英単語や構文の暗記、正負の四則演算、方程式など基礎的な内容を理解しておくことが重要です。
もしも、基礎的な前提知識が足りない生徒は、しっかりと勉強時間を確保して基礎を復習しましょう。
今現在、勉強に対して不安を抱えている方は単に勉強時間が少ないだけかもしれません。
勉強量とテストの点は確実に比例します。
方針が見えなかったり、途中で行き詰まってしまった生徒はいつでも相談にきてください。
塾ISOROKUはそんな悩みを解決します!
実は思考力を養うための勉強法を実践する以前に、圧倒的に勉強時間が足りていない生徒が多いです。
というのも、思考力、発想力が問われる問題は、前提となる知識が必要不可欠なのです。
この前提知識を鍛えるためには、泥臭く勉強時間をかけて、暗記したり、演習問題を解いたりする他ありません。
いわゆる基礎を固めるというやつです。
英単語や構文の暗記、正負の四則演算、方程式など基礎的な内容を理解しておくことが重要です。
もしも、基礎的な前提知識が足りない生徒は、しっかりと勉強時間を確保して基礎を復習しましょう。
今現在、勉強に対して不安を抱えている方は単に勉強時間が少ないだけかもしれません。
勉強量とテストの点は確実に比例します。
方針が見えなかったり、途中で行き詰まってしまった生徒はいつでも相談にきてください。
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最後に
塾ISOROKUは阪急水無瀬駅から徒歩3分に位置する自習室完備型の塾です。
塾ISOROKUは「自ら学ぶ生徒の育成」というモットーを掲げ、生徒一人一人が目的意識を持って勉強に取り組んでくれるよう、精一杯のサポートを行っていきます。塾の概要が知りたい!体験してみたい!という方はHP記載の連絡先までご連絡ください。
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