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社会は全て繋がっている!

こんにちは。

塾ISOROKU室長の石田です。

本日のテーマは「社会」についてです。

社会とはどんな学問なのか、また「社会」の勉強法について考えていきましょう!

「社会」のイメージ

小学生でも中学生でも「社会」という教科を学びます。中学生では「地理」「歴史」「公民」という名前に変わりますが、総合して「社会」という教科ですね。
皆さんは「社会」に対してどんなイメージを持っていますか?

私が代表して、学生の大多数の意見を述べます。

社会のイメージは「興味のない話をだらだらと展開する、ただテスト前に一気に暗記するだけの教科」です!

社会好きな生徒の皆さん、ごめんなさい笑

ただ好き嫌いは別にして多くの学生がそう思っているのではないでしょうか?
私も中学生の頃は特に興味もなく、年号や人物名、世界の気候などを丸暗記で覚えていました。

そんな「社会」の常識を変えてくれたのは大人になってからでした。

ニュースを理解したい

大人になるに連れて、たくさんの情報のシャワーを浴びます。
ニュースの話題、クイズ番組、漫画や本などから得る知識、ネット情報などなど。
こうした雑多な情報に触れることで、なんとなく

「あーこれ歴史で出てきたな」

「あーなんか地理でやったような気がする」

「税金の種類って公民で習ったような・・・?」

など、漠然とうろ覚えの知識がぽつぽつと思い出される機会が増えました。

この頃から、いろいろなことに疑問を持つようになりました。

なぜ、この国とこの国は紛争しているの?
なぜアフリカの子供たちへの募金が必要なの?
なぜ、こんなにもたくさんの税金を支払う必要があるの?
なぜ日韓、日中ってあまり仲が良くないの?       などなど

考え出すと調べずにはいられない性格なので、とにかく調べました。
すると、どうでしょう?
今まで、ずっと点だった知識が線へと繋がっていきました。

昔、池上彰さんが、分かりやすくニュースを解説するという番組をやっていましたが、私はあれをかじりつくように見ていました笑

きっかけはニュースを正確に理解したい、今の自分の疑問点を解決したいという好奇心からだったのです。

社会は繋がっている

社会を学ぶ上で気づいたことは、中学生や高校生になると細分化されていく社会の科目は決して関連性がない、ぶつ切りの学問ではなかったという点です。

例えば、なぜ日本の都は元来、京都にあったのかというテーマでは京都の地理的要因が大きく関わっています。
京都は日本の中心にあり、山々に囲まれた盆地です。
水資源も豊富で生活に便利な上、敵から責められた際に、その盆地の特性上、守りやすかったという側面があります。
こうしてみると、歴史は地理の要素も含まれていますよね。

その他にも、中国の歴史を紐解くと、たびたび異民族に攻められ、国家存亡の危機に扮する場面があります。
しかし、その度に漢民族は南に逃れ危機を逃れるということがありました。
なぜ南に逃れるのかというと、長江下流域では稲作が盛んで、当時は長江付近の米の収穫量だけで中国全土の食料が賄えるといわれるほどでした。
こうした経緯から南に逃れても、なお国家を存続出来たというわけです。
現在でも中国は長江流域では稲作、黄河流域では小麦の栽培が盛んです。
やはり、地理の要素から歴史も紐解けるわけです。

社会をなぜ学ぶのか

社会とは、私たちが生きていく上で、最も身近な学問なのではないかと思います。
先人の教えから学ぶ例として宗教があります。
日本人は宗教には疎い国民性ですが、世界ではどんな宗教を信仰しているかで争いが起きることもあります。

「なぜ、日本人は宗教に疎いのか」

これを調べるだけでもたくさんの学びが得られます。

その他にも日本の歴史、世界の歴史、その国の地理的要因などから世界のあらゆる事象に目を向けてみると、多くのことに繋がりを感じるはずです。

「過去にこんな出来事があったため、現在はこのような世界になっている。だから我々はこのようにして生きていこう」

そんな風に感じることができる学問が社会なのではないかと思っています。

社会の勉強法

そうは言っても、社会を勉強するのは難しいです。

学生時代の社会は、自分の興味のある分野だけを学習するわけにはいかないためです。
(ほんとは社会こそ興味のある分野を片っ端から学んで、後から紐づければいいのにと感じますが笑)

そのため暗記一辺倒の勉強法になってしまいます。

それを打破するためには、なんでも「疑問に思うこと」が大切だと思います。

歴史や地理の流れ中で

なぜこんな戦いが起きたのだろう?
なぜこの国は小麦の輸出が盛んなのだろう?
なぜ日本海側には雪が多いのだろう?

など、さまざまなことに疑問を感じてみてください。

不思議なことに理由とセットだと人物名や出来事名、年号などがするする覚えられます。

社会を学ぶことが、ずっと楽しく感じられると思いますよ^^

出来事には必ず理由があり、それを辿っていくと結局のところ歴史も地理も公民も全て「繋がっている」わけです。

最後に

塾ISOROKUは阪急水無瀬駅から徒歩3分に位置する学習塾です。
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この授業の詳しいで説明は過去の記事「world紹介」を参照ください!
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